【勝手にブック・コンシェルジュ 第4回】小沢一敬さんに、『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』を 『週刊文春』(2024年1月4・11日新年特大号)に松本人志氏による性加害疑惑の記事が掲載され、世間をザワつかせています。ご多分にもれず、下世話なトヨザキも記事を全文読んだのですが、そこにある人物の名前を見つけて「!」「?」となった次第なんです。 今から20年以上前、一度だけスピードワゴンの二人にお目にかかったことがあります。鶏頭(三歩歩くと忘れる、というやつです)なので詳細は覚えていないのですが、ラジオ番組に呼ばれて本の話をしたのでした。井戸田さんはあまり本は読まないということでしたが、小沢さんは読書が趣味だと話してくれて、わたしとのやりとりも気を遣って盛り上げてくれました。 その時、小沢さんに対して抱いた印象は「やさしそう」「シャイ」「当たりが柔らかい」「繊細」「文化系男子」。だから『週刊文