人生に関するmrkmhiroshiのブックマーク (2)

  • 『格差の世界経済史』 姓で読み解く階級社会の不都合な真実 - HONZ

    姓を手がかりに、歴史に埋もれたビッグデータを掘り起こした著者は、残酷な現実を突きつける。 基盤的な、または相対的な社会的流動性は、社会学者や経済学者が一般的に考えている水準よりはるかに低い。 つまり、従来考えられていたよりも、わたしたちの人生はその生まれによって決定されており、人の努力や意志で階級の階段を昇るのは従来考えられていたよりも困難だというのだ。時代・地域を問わない低い社会的流動性は、経済格差の大きなチリやペルーだけでなく、社会福祉の充実したスウェーデンなど北欧諸国でも変わることはなく、チャンスの国アメリカとて例外ではない。さらに驚くべきことに、この低い社会的流動性を向上させる政策などないという。北欧に見られる教育の無償化も、あらゆるものを破壊した第二次世界大戦も、人類史上最大規模で知識階級を虐殺した文化大革命でさえも、社会的流動性を向上させることはなかった。上流は上流のまま、下

    『格差の世界経済史』 姓で読み解く階級社会の不都合な真実 - HONZ
  • 『生き物たちは3/4が好き』 - HONZ

    原題は『Life、Energy and the Unity of Nature』である。直訳すると「生命とエネルギーと自然の統一性」だ。邦訳タイトルは明らかにまちがいだ。この間違ったタイトルのおかげで、例のアロメトリーの話かと取り合わなかった人がいるのではないか。1992年出版の名著で『ゾウの時間 ネズミの時間』というがある。このはそのアロメトリーをまともに取り扱った最初の読み物だった。 アロメトリーとは生物の体の大きさと、代謝率や寿命や心拍数などの生物学的な量の関数のことだ。ネズミと牛などを比較した場合、体重が1000倍になっても代謝率は180倍にしかならない。つまりより大きな動物はエネルギーを相対的に必要としないのだ。動物の体重と代謝率の相関関係は3/4乗則になっているため、書のタイトルに3/4が使われたのだろう。 しかし、書では森も草原も面積あたりのエネルギー消費量は同一であ

    『生き物たちは3/4が好き』 - HONZ
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