2008/01/28 東京大学とトレンドマイクロは1月28日、情報セキュリティに関する共同研究「Webリンク構造の解析」の成果を発表した。これによると、アダルトサイトどうしの結び付きは強く、3クリックで危険なサイトにたどり着く可能性も高いことが判明したという。 この研究は、東京大学の産学連携創出スキーム「Proprius21」の一環として実施されたもの。Webページ間のリンク状況を解析することにより、どこにどのような危険なサイトが存在し、どのようなサイトと結びついているかを把握することを狙っている。目視やデータマイニングでは対応が困難になっている悪意あるWebサイトの検知、危険予測などへの応用を見込んでいる。 背景には、Webを介した脅威が広がったうえ、複雑化している現状がある。トレンドマイクロの上席執行役員日本代表、大三川彰彦氏によると、全世界で1日に更新されているWebページの数は30