東京・吉祥寺。ここに、半年先まで予約がいっぱいの”赤身肉”専門店がある。駅から徒歩10分、住宅地の入り口という立地条件。しかもメニューは5000円のコースのみ。それにも関わらず、客足が途絶えることはない。 その店の名前は「肉山」。平日の昼時に訪れると、評判通り大勢の客でごった返しており、中には「30回くらい来ている」という常連客もいた。 人気の理由は「味」だけではない。豪快に焼き上げる、ゴロリとした赤身肉の塊の「量」もその一つだ。「肉山」の代名詞は「赤身肉のコース」だ。牛、豚、馬、時期によっては鹿の肉も入る。店名の通りの"肉の山"だ。