コロナ感染症の新治療薬として「ソトロビマブ(遺伝子組換え)」(販売名:ゼビュディ点滴静注液500mg)について、医薬品医療機器等法第14条の3に基づく特例承認を行った―。 本剤は、「コロナ感染症の重症化リスクを持ち、酸素投与を必要としない」患者(当面は入院患者)が対象で、発症から1週間程度までを目安に、後速やかに投与開始することが求められる―。 厚生労働省は9月27日に、こうした点を明らかにしました(厚労省のサイトはこちら)。 「コロナ感染症の重症化リスクがあり、酸素投与をしない」患者が投与対象 新型コロナウイルス感染症の動きは予断を許しません。いわゆる第5波は落ち着きを見せ、東京や大阪などに発せられている緊急事態宣言等も近く解除される見込みですが、依然として「感染防止策の徹底」と「医療提供体制の確保」の2点が最優先かつ最重要な課題であることは述べるまでもありません。 前者の「感染防止」に