ストレージベンダー最大手の米EMCは1月14日(現地時間)、データセンター用のストレージ装置としては初となるSSD(Solid State Drive)を発表した。同社の大規模ストレージ「Symmetrix DMX-4」用のオプションとして用意され、その高パフォーマンスを武器に、データベースや金融関連など高速処理が求められる用途を主なターゲットとする。提供開始時期は2008年第1四半期末ごろを予定しており、73GBと146GBの2種類のSSDがラインナップされている。 NANDフラッシュをベースにしたSSDやハイブリッドHDDはすでにコンシューマPCの世界ではメジャーになりつつあり、モバイルPCや携帯電話などを中心に、すでに製品への採用がスタートしつつある。これら製品ではSSDの高速性もさることながら、通常のHDDよりも少ない消費電力で動作し、バッテリの持続時間が長くなることが人気の秘密と