「校正」という言葉がある。日常生活では無縁かもしれない、この言葉。普段の会話で口に出すことはないだろうし、ニュースで耳にする機会もあまりない。「こうせい」という音を聞いて多くの人がまず思い浮かべるのは、「公正」や「構成」なんじゃないかしら。じょしこうs 辞書によれば、校正とは「校正刷りと原稿を照合し、文字の誤り・体裁・色調などを正すこと」*1。主に出版や印刷に関わる場面で使われる表現であり、僕ら一般ピープルには無縁の言葉……のはずなのだけれど、最近はそうでもないイメージもある。 校正の作業が必要になるのは、何も商業出版の場だけではない。学生サークルの機関誌や、趣味で作る同人誌。誰もが少部数から印刷物を制作できるようになった現代では、多くの人が仕事や学業の傍らで校正に励んでいる。試しにTwitterで「校正」と検索してみても、編集者のみならず、大勢の人が作業に追われていることがわかるくらいで

