> (2)の段階で、日銀が作った紙ぺらが紙幣としての価値が生まれてますよね。実態のないものからいきなり価値が生まれていまいちピンときません。どうして価値が生まれるのでしょうか? という質問は非常に鋭いです。 なぜ例えば一万円札が一万円として流通するのか、ということですが、簡単に言えば、みんなが一万円札は一万円の価値があると信じているからです。 一度、一万円札が本当は紙切れだったとみんなに認知されると、お札はただ同然の紙くずになります。したがって、一万円札の価値の根元は、実はみんなが一万円札が一万円の価値があるという「信用」であったわけです。 因みに、昔の紙幣は兌換紙幣といって、銀行に持っていくと一定の重さの金と換えてくれました。つまり、この時代は価値の根本は金であったわけです。 余談ですが、紙幣の流通に関して。 日本の紙幣の正式名称は「日本銀行券」です。発行元は日本銀行ですが、印刷している