NTTドコモは、11日より発売する902iシリーズにおいて、新サービス「プッシュトーク」の提供を開始する。 専用ボタンを押して発言権を得てから、交互に相手と会話していくという機能だが、従来の音声通話と異なり、多人数参加が可能なこと、定額プランが用意されていることが特長だ。 米国で生まれた「PTT(Push-to-Talk、プッシュトゥトーク)」を、日本でも受け入れられるようにアレンジされたという同サービスは、どのような考えに基づき提供されることになったのか。NTTドコモのプロダクト&サービス本部マルチメディアサービス部の山脇 晋治氏に話を聞いた。 ■ 個人向けサービスとしてシンプルに徹する ――米国で誕生したPTTですが、どういう経緯で導入を検討してきたのでしょうか? 山脇氏 これまで主なコミュニケーションツールとしては音声通話とメールの2種類が中心となっています。音声通話は、世代を問わず