「特待生問題」の落としどころ。 小関順二=文 text by Junji Koseki photograph by KYODO 2007年5月16日 +zoom 筆者プロフィール 小関順二 (こせき・じゅんじ) プロ野球からアマ野球までストップウォッチ片手に年間200試合以上観戦する野球狂。ドラフト会議研究の第一人者でもある。『2003年版プロ野球 問題だらけの12球団』(草思社)、『小関順二の「野球観戦」なしでは生きられない--Lovely』(長出版)、『だから野球観戦はやめられない!』(インターメディア出版)など著書多数 高校野球界の特待生問題はさまざまなところに影響を与えている。たとえば僕も影響をこうむった。5月3日から西日本を回り、その初っ端の観戦を兵庫大会準決勝にするつもりだったが、4強のうち神戸国際大付高、市川高、東洋大姫路高が特待生違反で出場を