夢の電子図書館: シードンどう打つ記《リード》 グーグルの電子図書館構想の独走を止めようとする動きが急である。グーグルのやり方は確かに強引だが、それは私たちの夢を乗せてもいる。グーグルの足を引っ張るだけで終わっては惜しい。 （福田文昭、明石昇二郎、メリーベス・ピーターズ、全米作家協会、著作権法、山田健太、ベルヌ条約、万国著作権法、著作権情報センター、三田誠広、著作権保護期間の延長問題を考えるフォーラム、寮美千子、国会図書館） 《本文》 大規模な電子図書館の試みである「グーグル・ブックライブラリー・プロジェクト」はその強引な手法で世界の常識を動かすかに見えた。だがこのところ先達グーグルへの牽制が相次いでいる。 ９月３日、福田文昭氏（写真家）とフリーライターの明石昇二郎氏（フリーライター）が会見し、「無断でデジタル化してインターネットで公開し、著作権を侵害された」として、米グーグルら四者を著作権法違反の疑いで警視庁に告訴
