(なんかこのネタ、誰かがやってそうな気がしつつ) 一部ではバージョンがわかりづらいなどとも言われている .NET Core の起動の仕組みについて、適宜ソースコードを眺めつつ、整理したいと思います。私は中の人ではなく、コードを解析しながら書いているので、おかしな点がありましたら twitter 等で教えていただけると嬉しいです。 構造 ご存知のように、.NET Core は、コンパイル結果の実行可能アプリケーションまたは dotnet コマンドから実行します。 その時の動作の流れを図にすると、以下のようになっています。 この図において、長方形はファイル、角丸四角形はレイヤー、青の長方形は説明のためのグルーピングです。 この図の要素を簡単に説明すると、以下のようになります。 dotnet コマンド。別名 .NET CLI と言われているのはこれ(のはず)です。muxer と呼ばれることもあり