ネットワーク設計編では、VPNサーバを構築する一つ目のパートとして、ネットワークアドレスに関する確認と設計を行ないました。本記事では、二つ目のパートとして、FreeBSDマシンへのOpenVPNのインストールとVPNサーバの設定を行ないます。 サーバ証明書の発行 OpenVPNをインストールする前に、まずサーバ証明書を発行しておきましょう。手順は「証明書を発行」で述べたとおりです。コモンネーム(Common Name, CN)には、ネットワーク設計編で確認しておいたドメイン名vpnserver.example.comを指定します。証明書の発行が終わったら、以下のファイルをFreeBSDマシンに格納しておいてください。 /etc/ssl/root-ca.crt: Root CAの証明書 /etc/ssl/certs/vpnserver.crt.full: サーバのフルチェーン証明書 /etc
