4大会連続のW杯出場を決めたものの、日本はウズベキスタンを相手に“自分たちのサッカー”をさせてもらえなかった【Getty Images】 祝賀ムードとは程遠い会見だった。終了直前に「監督生活の中で初めて」という退場処分を受けたからであろうか。まず岡田武史監督の表情が、実に憮然(ぶぜん)としていて、喜びのかけらも感じられない。一方のメディア関係者の表情も、笑顔というよりもむしろ苦笑いといった感じだ。それは、カタルシスもドラマもないまま決まってしまったワールドカップ(W杯)本大会出場について、さてどんな記事を書けばよいのか、考えあぐねている様子がありありと見てとれる。おそらく、落とし所としては「苦しみ抜いた末の快挙」といったところであろうか。岡田監督も、会見ではこう述べている。 「なかなか自分たちのサッカーをさせてもらえないところがありましたが、そういう中でも1対1の競り合いに負けない彼らの