東京・渋谷のシンボルであるSHIBUYA109は、開業40周年の今年、館内をリニューアルした。これにあわせて、長年同館の売り上げナンバーワンだった「セシルマクビー」はブランドコンセプトを大胆に変更した。“セシル”に何が起きたのか、経済ジャーナリストの高井尚之氏が運営会社に話を聞いた――。 【写真】11月9日にリニューアルオープンした「セシルマクビー渋谷109店」 ■かつてマルキューの代名詞だったブランドは今 東京・渋谷では、2019年の秋、商業施設の開業やリニューアルオープンが相次いだ。 11月1日には210以上の店舗が入る「渋谷スクランブルスクエア」がオープン。約3年休業していた「渋谷パルコ」も11月22日にリニューアルした。 この2つの間にあたる11月9日、かつて一世を風靡(ふうび)した人気店がリブランディング(ブランド再生)を行い、リニューアル店舗がオープンした。今年開業40周年を迎