気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 金融関係の本を翻訳していてよく遭遇する単語に「arbitrage」がある。「裁定取引」とか、そのまま「アービトラージ」と 訳すことが多い。プロっぽく語りたい人は低い声で短く「アーブ(arb)」と言えばいい。 「今日の引けの上げはなに?」「アーブの買い」といったように。 アーブは裁定取引自体の意味にも裁定取引をする連中の意味にも使える。 数ある金融取引の中でも、裁定取引ほど評判の芳しくないものってあまりない。1990年代以降、株価の暴落や金融危機などが起こるたびに責任を押しつけられる悪役としてすっかりお馴染みになってしまった。 そういえば、この「アービトラージ」という言葉について、ウォーレン・バフェットが皮肉っぽいことを書いている。 Some