Meryl Hershkowitz氏 テレワークの先進国とされている米国。特に公的分野におけるテレワークの伸びが大きいのが米国の特徴だ。米国政府は2000年に制定された「Public Law 106」により、連邦政府の各省庁に対してテレワークを義務付け、環境整備が進められた。 2007年11月に開催された「テレワーク国際シンポジウム」にて「米国連邦政府におけるテレワークの推進」と題して講演を行ったMeryl Hershkowitz氏は、米国連邦政府でもいち早く在宅勤務制度を導入し、政府職員のテレワーク推進分野で先導的な役割を果たしている特許庁の商標部門長だ。Hershkowitz氏によると、連邦政府では鳥インフルエンザの流行、洪水、テロ攻撃といった危機的状況においても業務を支障なく運営するのにテレワークが必要だという考え方があるという。 また現在、各省庁でテレワークの監督的役割を果たす"テ