鹿児島県阿久根市の臨時市議会が約4カ月ぶりに開会されたことについて、大阪府の橋下徹知事は25日、「問題提起をし続け、議会での議論を市民に見てもらい、最後はリコール(解職請求)で判断してもらう。政治家として最高の演出」と述べ、竹原信一市長が議会を招集したことを評価した。 これまで、竹原市長が市議会を欠席したり、定例議会を招集しなかったりした経緯もあるが、橋下知事は「極めて戦略的。結局議会で議論するわけだからいいのではないか」と一定の理解を示した。 また、名古屋市の河村たかし市長が市議会の解散請求を目指していることを引き合いに出し、「リコール制度は手続きとして煩雑すぎる。もっと住民がリコールしやすい制度にしないといけない」と述べた。