大阪市の橋下徹市長は、20日に出演した民放のテレビ番組で、高校の卒業式で国歌斉唱時に手を前に組んだり、マスクをつけたりした教員がいたことを取り上げ、「国際社会においてそれは非礼。当たり前のルールを教育現場でやらないと、子供たちのためにならない」と批判した。 大阪府、大阪市では、学校行事の際、教職員に国歌の起立斉唱を義務付けた条例が成立している。大阪府教委は今春の府立学校209校の卒業式で、職務命令に反して国歌斉唱の際に起立しなかった教職員が29人(21校)だったと発表していた。 また、橋下市長は、教育委員を選挙で選ぶことについての意見を問われ、「財源の確保まで責任を負ってやってくれる教育委員が誕生するなら、直接の選挙もありだ」と述べた。