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ブックマーク / modernfart.jp (3)

  • modern fart | うたのしくみ Season2 第8回 WM、もしくは『マッドマックス怒りのデスロード』

    こんにちは。 ずいぶんご無沙汰してました。 ご無沙汰している間に何をしていたかというと、今をときめく「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を見てきたのです。見てすぐに見たくなって、翌日も観に行きました。いやあ、マッドマックス怒り、すばらしい。映像も音もすばらしい。しかし、何といっても、ことばがすばらしい。とにかく台詞のあちこちが立っている。まるで2時間にわたる音楽付きのリリックをきいているみたいだ。なんて日だ。なんてラブリーな日だ。 そんなわけで、今回取り上げるのは「マッドマックス 怒りのデス・ロード」という「うた」です。 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」は、いきなり名乗りから始まります。「名前はマックス。世界は火と血。」ここで、「マックス」という名前は「マッド・マックス」という威勢のよいタイトルからは切り離されて、まるでタロウやヒロシのような、ごくありふれた名前として響いています。

    modern fart | うたのしくみ Season2 第8回 WM、もしくは『マッドマックス怒りのデスロード』
    mtgg
    mtgg 2015/08/21
  • modern fart | 歌のしくみ 第1回「サンバがサンバであるからには」

    ある時は大学で身体動作の研究者。ある時はバンド「かえる目」のボーカリスト。 またある時はえーとパノラマや立体視や絵はがきについてめちゃくちゃ詳しいおっさん! かえるさん=細馬宏通さんの待望の連載です! 歌のしくみ 第1回「サンバがサンバであるからには」 こんにちは。細馬といいます。 人の動作のことを考えたり、歌をつくってたりしています。 動作のことを考えるときも歌のことを考えるときも、そのしくみのことが気になっています。動作や歌は、機械とは違って、空間の中に最初からすべてがどんとあるわけではない。時間の中にさっと現れて、ふくらみ、しぼみ、形を変えていきます。わたしたちは、動作や歌があたかも空間の中に線や面や立体を掃いていくように感じます。が、それは、わたしたちが、少し前の時間にあったことを覚えていたり、いまある形から次の形を予想することで、消えてしまったこと、まだ現れていないことを、まるで

    modern fart | 歌のしくみ 第1回「サンバがサンバであるからには」
  • modern fart | 歌のしくみ 第二回「やさしさは成就する」

    こんにちは。細馬です。 前回はいきなりボサノヴァだったのですが、今回は多くの人になじみのある曲をとり上げようと思います。それは荒井由実の「やさしさに包まれたなら」です。 シンガーソングライター、つまり、詞と曲と歌を一人で作る人の身の上には、どんなことが起こっているでしょう。もちろん、人や作品によって、詞だけが先にできたり曲だけが先にできたりするでしょうから、作品のできる過程は少しずつ違う。でも、たぶん、一つ共通することがあります。それは曲ができあがる前に、その人はきっとできかけの歌を、何度も口ずさみ、少しずつ細部を変えていくだろう、ということです。 誰かが作った詞や曲を、歌手が自分の判断で勝手に変えるというのは、なかなか難しいことです。でも、シンガーソングライターなら、人前で歌うまでが(あるいはレコーディングが終わるまでが)、歌作りになります。ことばのてにをはを変えたり、単語を入れ替え

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