In Ralph Schroeder (ed) The Social Life of Avatars: Presence and Interaction in Shared Virtual Environments. pp. 40-62. Springer. まとめ 本論文は、論文集「Social Life of Avatars」に収録されており、1990年代から主流になりつつあったグラフィカルなヴァーチャル世界における「アバター」に焦点をあてている。アバターとはユーザーがゲーム世界で様々な活動を行うための「絵画的な構成物」であり、Taylorによれば、「アイデンティティと社会生活をつくりだすためのアクセスポイント」として機能しているのである(p. 40)。 ヴァーチャル空間においてアバターがどのようにそうした手段を提供しているのかを明らかにするため、TaylorはThe Dreamsca