ビジネスシーンで用いられる実践的でわかりやすい資料は、一定のルールを満たしています。ドキュメントの読みやすさは、ロジック(ストラクチャー)/書式(スタイル)/図表(スキーマ)によるところが大きいですが、何よりも「文章術(センテンス)」の出来の良し悪しは目につきやすく、資料作成の力量が問われます。 あなたにそのつもりがなくても、相手の誤解や認識不足を招いてしまいかねない言葉は用いません。難しい表現、あいまいで抽象的な表現はできるだけ避けます。文法が正しくとも、言葉と言葉のつながりがわかりにくくなるほど長い文章は、適度なボリュームに切り分けることも必要です。 センテンスがわかりやすい文書は、「言葉を簡単にする」ための6つのルールを実践しています。 1.一般的な表現を使う カタカナ語句の多用は、あなたの表現力の弱さを読み手に感じさせ、文章の質を損ないます。社内ではカタカナ語句が飛び交う外資系企業