【ニューヨーク=小谷野太郎】インターネット検索サービス最大手の米グーグルが、同社が提供する電子メールサービスに登録した個人情報を、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)世界最大手の米「フェースブック」で利用できないようにする措置を講じたことが5日、分かった。 米ウォール・ストリート・ジャーナル紙(電子版)など米メディアが報じた。 グーグルは、同社の電子メール「Gメール」に登録した利用者が、自分のアドレスなどを他のネットサービスで利用することを認めてきた。しかし今回の措置で個人情報を利用できる先を、「利用者情報の持ち出しを許可しているサービス」に限定した。 フェースブックは、友人同士など限られた交流網の中で情報交換などができるサイトで、利用者情報を他社に開示していない。グーグルの方針転換は、自社の情報は開示しない不満と同時に、利用者が急増するライバルへの危機感が背景にあるとみられて
たった一つの遺伝子を人間の皮膚細胞に送り込むだけで、血液細胞の前段階である細胞に変えることに、カナダ・マクマスター大の研究チームが成功した。 現在は皮膚細胞などに3〜4個の遺伝子を導入してiPS細胞(新型万能細胞)を作製し、様々な細胞に変化させる研究が世界各国で進められているが、今回の成果はiPS細胞を使わずに血液細胞を簡単に作る技術につながる可能性がある。8日の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。 研究チームは、iPS細胞を作る時に使う遺伝子のうち、「OCT4」という遺伝子のみを皮膚細胞に導入した。その結果、血液細胞になる寸前の「血液前駆細胞」に変化した。この細胞に変化を促す特殊なたんぱく質を加えて培養し、白血球や赤血球などの血液細胞になることも確認した。
PK戦で東福岡16人目のシュートを止める九州国際大付のGK栗原佳太選手=7日午後2時38分、福岡市博多区のレベルファイブスタ 7日に福岡市であった第89回全国高校サッカー選手権福岡大会の決勝は、勝敗を決めるPK戦で両チームの11人が2回ずつ、延べ44人がける異例の展開となった。福岡県高校体育連盟は「44人がけるPK戦など聞いたことがない」と驚く。最後は九州国際大付が東福岡を下して優勝した。 レベルファイブスタジアムで行われた試合は80分間無得点で延長戦へ。その前半に九州国際大付が先制したが、東福岡もすかさず1点を取り返し、PK戦にもつれこんだ。 PK戦では東福岡が先にけり、九州国際大が後から続いた。両チームとも最初の5人を含む11人全員が1本も外さず1巡目が終了。2巡目に入って26人目の選手がけり終えると、足元の芝が荒れてきたため審判がサイドを変えた。 東福岡の16番目、MF佐々木
会社更生手続き中の日本航空が9日を期限に最終募集している希望退職で、応募者数が目標の270人を下回ることが避けられない見通しになった。日航や管財人の企業再生支援機構は、「整理解雇」に踏み切るかどうか今月中旬にも判断する。 日航は全職種を対象に約1500人の退職を募集、10月22日にいったん締め切った。パイロットが130人、客室乗務員は140人目標に届かなかったため、客室乗務員については対象年齢を引き下げ、計270人を最終募集している。関係者によると、依然としてそれぞれ数十人が目標に達していないという。 こうした状況のまま9日を迎えた場合、日航は「『ある判断』をしたい」(大西賢社長)と、整理解雇に踏み切る方針を示してきた。ただ、人員削減の手法を問題視するパイロットの一部組合の組合員87人が4日に東京地裁に仮処分申請していることもあり、日航は従業員への説明を重ねながら、整理解雇の時期を慎重
金沢大学医薬保健研究域の金子周一教授らのグループは5日、肝臓が血糖値を上げるホルモンを作っていることを発見したと発表した。 ホルモンを抑制することで高血糖を改善できることから、新たな糖尿病の治療、診断法の開発につながると期待される。研究成果は米国科学雑誌「セル・メタボリズム」に掲載された。 金子教授らは、糖尿病患者の肝臓でホルモン「セレノプロテインP」が増えていることを発見。マウスにセレノプロテインPを打ち込むと血糖値が上昇しやすく、インスリンも効きにくくなることがわかった。さらに、肝臓でのセレノプロテインPの発生を抑えると、血糖値が改善されることも確認した。 従来、内臓にたまった脂肪細胞が糖尿病などの生活習慣病を引き起こすと考えられていたが、今回の発見で肝臓からのホルモンも病気に関与している可能性が高まった。金子教授らは、セレノプロテインPなど肝臓由来のホルモンの総称として「ヘパトカイン
「ヤマト」の西崎さん「YAMATO」から転落死 死亡した映画プロデューサーの西崎義展さん Photo By スポニチ 人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」シリーズを手掛けた映画プロデューサーの西崎義展(にしざき・よしのぶ、本名弘文=ひろふみ)さん(75)が7日午後、小笠原諸島(東京都小笠原村)の父島の二見港で停泊中の船から海中に転落し、死亡した。船名は「YAMATO」で、今回が初航海だった。 小笠原海上保安署によると、7日午後0時36分ごろ、船舶電話から「男性1人が海に転落した」と通報があり、駆けつけた監視取締船が約20分後、西崎さんを引き上げた後、救急車で診療所に搬送。しかし、約2時間後に死亡が確認された。 西崎さんはこの日、知人男性ら計9人と遊泳するため、島の西側にある二見港を出港。船は陸地から約250メートル離れた水深約40メートル海域に錨(いかり)を下ろし停泊した。船からウエットスーツに
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