シャープの2012年10~12月期連結決算で、本業のもうけを示す営業利益が、従来予想していた数十億円の赤字から約80億円の黒字に転換する見通しであることが分かった。 液晶テレビの売れ行きが回復し、新型スマートフォン(高機能携帯電話)や白物家電の販売も好調だった。四半期ベースで営業利益が黒字になるのは11年7~9月期以来、5四半期ぶりだ。 シャープは今年9月に2000億円の社債償還を控えている。金融機関が支援を継続する条件として13年3月期下期(12年10月~13年3月)の営業黒字化を求めていた。シャープは138億円の黒字を予想しているが、12年10~12月期が黒字転換することで目標が実現する可能性が高まった。
【上地兼太郎】東日本と西日本で周波数が50ヘルツと60ヘルツに分かれている電気をやりとりしやすくするため、沖縄電力を除く電力9社は23日、東西をつなぐ周波数変換所や送電網を増強すると発表した。いま100万キロワット(kW)ある変換所の能力を、2020年度までに210万kWと2倍以上に増やす計画だ。 計画によると、20年度までに約1300億円の費用をかけ、東京電力が持っている新信濃変電所(長野県朝日村)の増強や新たな送電網の整備に取り組む。費用は9社が規模に応じて負担するが、いずれは電気料金に上乗せされて利用者の負担になる見通しだ。完成すると、これまで以上に東西で電気をやりとりすることができるようになる。うまく運用できれば、災害時やピーク時の電力融通に効果を上げそうだ。 周波数が違う電気が送電網内で混じると、電気の流れが乱れて停電などのトラブルが起きるおそれがある。東西を超えて電気をやり
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