「和食さと」などを運営するサトレストランシステムズは、2016年9月に買収した定食屋「めしや 宮本むなし」の店舗改装を進めている。17年3月期は純損益が5年ぶりの赤字に。18年3月期は、宮本むなしの来店増で黒字化を目指す。 12日発表の17年3月期決算は、売上高が433億円(前年比8・2%増)で、純損益が2億円の赤字(前年は600万円の黒字)だった。壁紙をきれいにするといった店舗改装を終えた宮本むなしの店舗は、売り上げが1~3割増えているという。18年3月までに全国69店舗のうち、約4割の改装を終える予定だ。 今後は、宮本むなしなど低価格の業態の店舗を増やし、「にぎり長次郎」など高価格の業態の店舗と合わせて、幅広い価格帯の業態をそろえたいという。田中正裕取締役は「(価格帯を広げることで)景気の動向に左右されづらい態勢をつくりたい」と話した。