衆院本会議で代表質問をする自民党の谷垣禎一総裁(右)=国会内で2009年10月28日午後1時5分、平田明浩撮影 衆院は28日午後の本会議で、鳩山由紀夫首相の所信表明演説に対する各党の代表質問を行い、政権交代後初めての与野党論戦が始まった。自民党の谷垣禎一総裁が最初に登壇し、民主党の衆院選マニフェスト(政権公約)を「羊頭狗肉(ようとうくにく)」と批判。天下り禁止を掲げながら、元大蔵事務次官を起用した日本郵政の社長人事や、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画を巡る首相発言のぶれを指摘して「約束違反、言行不一致ばかり」と追及した。 自民党総裁による代表質問は94年5月の通常国会で、河野洋平総裁(当時)が羽田孜首相(同)に行って以来、約15年ぶり。 谷垣氏は鳩山首相の所信表明演説を「情緒的に過ぎ、理念先行で具体像がまったく見えない」と指摘した。その上で「『変える』のはこれからで、言葉ではな