「先生、私カラオケで洋楽歌えるようになりたいんやけど」 ある生徒からそう言われたことがキッカケで、3年ほど前から私は授業冒頭の15分間を、洋楽を歌うための時間として使うようになりました。 タブレットやプロジェクターなどのICT機器を駆使することで授業時間を短縮させることに成功し、余剰の時間を何に使おうか考えていたタイミングでもありました。最初はその時間を入試問題演習のために使うつもりでしたが、物は試しだということで、当時ハヤっていた"Uptown Funk"を2週間で完璧に歌えるようになるプログラムを作ってみました。 すると予想以上に食いつきがよく、生徒たちからは「次は〇〇の曲をやってほしい!」とリクエストがくるようになりました。一番驚いたのは、このアクティビティがキッカケで多くの生徒たちが英語の勉強に対して前向きになったことでした。 「今まではなんで英語なんて勉強せんといかんか分からんか