吉野家ホールディングス(HD)は26日、東京都内で定時株主総会を開いた。傘下の牛丼チェーン、吉野家では最近、女性蔑視発言をした常務の解任や、外国籍と判断した大学生の採用説明会への参加拒否といった、企業体質に疑念を持たれかねない問題が相次いで発覚。出席した株主によると、総会では厳しい声が続出した。上場企業としての説明責任にも、厳しい目が向けられている。 「企業の社会的責任の自覚や顧客への敬意が、全く感じられない」。最初に質問した株主は吉野家をめぐる一連の問題に触れ、壇上の経営陣にこう迫ったという。別の株主も「情けない不祥事が続いている。上級幹部社員によるテロだ。会社の業績を台無しにしかねない。コンプライアンス(法令順守)の徹底を具体的にどうするのか」とただした。 一連の問題については、質問に立った株主の過半が取り上げた。吉野家社長を兼務する河村泰貴社長は「(問題が)立て続けに報道され、株主に
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