国産初のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」を開発する三菱航空機(愛知県豊山町)は、機体の安全性を確認する飛行試験に5機を投入する。2018(平成30)年半ばの初納入に向け、膨大なテスト項目を分担。今夏以降は飛行環境が整った米国を主要拠点とし、総動員で試験を加速させる。 必須の飛行2500時間、米国で一気に進める 5月31日、白い胴体に一筋の赤いラインの入った試験2号機が、豊山町の愛知県営名古屋空港から空へ飛び立った。昨年11月に初飛行した1号機が高度や速度の試験を担うのに対し、2号機はMRJが強みとする燃費性能の測定を受け持つ。 今夏には3、4号機も初飛行する予定だ。黒のラインが特徴の3号機は、急降下や急旋回といった飛行動作を確認。1号機と同じ赤、黒、金3色のラインが入った4号機は、座席や手荷物入れなど内装部分をチェックする。5号機は初納入先のANAホールディングス仕様に
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