全国の中学校では、これまで保健体育の選択科目だった「武道」(1988年度まで男子必修「格技」)が、1、2年生の必修になります。 学習指導要領は、競技スポーツ「武道」として原則的に柔道、剣道、または相撲を学校ごとに選択する一方、事情によっては、なぎなた等でもよいとしています。 ここで懸念されはじめたのが、柔道で頭などを強打することによる重大事故です。ほとんどが部活内での事故とはいえ、他競技に比べて柔道による重大事故の比率は高いとの報告が報道されているからです。 柔道を選択する学校数は、現時点では全国の6割に達するそうですから、授業柔道での事故防止策は周知徹底されていなければならないはずです。 しかし、いろいろな報道を総合すると、準備不足の気配を感じます。一例は、10日ほど前の国会審議。柔道女子金メダリストの谷(旧姓田村)亮子・参院議員(2010年初当選)が「指導に国家免許を」と指導資格制度の