衆院消費増税関連特別委員会で、安住淳財務相が粗い答弁を繰り返している。6日の質疑では、消費税が10%になった場合の「国民生活のイメージ」を問われ、「ものを買う時に、たぶん10%の税金を払っていただくことになります」と笑みを浮かべて軽口。野党席からヤジを浴びた。 連日の審議で疲れもあるようだ。5日には共産党の塩川鉄也氏が、消費増税は震災被災地で住宅再建の妨げになると指摘。安住氏は対策を具体的に答えず「塩川さんは(対策を)やったとしても、消費税反対なんですよね」と突っぱねた。 年金の質疑では、国会議員歴10年に達しない議員の年金が2006年に廃止されたことについて「私は実はその時、(議員歴)9年8カ月だったんですよ」と強調。消費増税前に「身を切る」姿勢が問われるなか、議員年金廃止時の「議員をスケープゴートにする風潮」に恨み節を連ねた。 関連記事民自公3党幹事長、6日に再会談(6/5)消費増