虐待を受けた子どもの刑事裁判を巡り、関東地方の地方裁判所が、被害を証言する子どもの精神的負担を減らすため、公判への付き添い犬の同伴を許可していたことが6日、関係者への取材で分かった。裁判関係者によると、精神的負担の軽減を目的とした動物の同伴許可は異例という。 子どもが被害者となった事件では、司法手続きでつらい体験を話すことへのストレスが指摘され、負担軽減の取り組みとして注目される。入廷したのは訓練を受け、「付添犬」として認定を受けた犬。国内では4頭が活動している。 許可されたのは10代の女児に虐待行為をしたとして、男が児童福祉法違反の罪で起訴された事件。