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な中島敦に関するmujigeのブックマーク (1)

  • i feel-評論

    「趙大煥」は、中島敦の小説『虎狩』の登場人物である。「私=三造」の京城中学校の時の同級生で、「私」を虎狩の冒険に誘ってくれる朝鮮人の生徒である。中島敦のもう一つの朝鮮を舞台とした習作的小説『巡査の居る風景』にも、「趙教英」という名前の朝鮮人巡査の登場人物がいる(中島敦には、朝鮮を舞台とした小説作品が三つある。上記の二作品と、未定稿として残された『プウルの傍で』である)。 二つの作品に「趙(チョウ)」という姓の朝鮮人が出てくることは偶然ではないだろう。朝鮮人の姓は、三大姓として金(キム)・李(イ)・朴(パク)があり、この三姓で人口の三割を占めるといわれている。 これに、鄭(チョン)・尹(ユン)・姜(カン)・徐(ソ) ・崔(チェ)・許(ホ)などが続き、 「趙」というのは、鮮宇(ソヌ)や南宮(ナムグン)などの二字姓や、稀姓といわれるごく少数の姓ほどではないが、たまたま二つの作品に偶然に(無作為的

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