外相をはじめ日本の反動層が、核兵器を搭載した米軍艦船の寄港や領海通過を日本政府が黙認することにした密約を否認している。 最近、村田元外務事務次官が、ある新聞とのインタビューで、1960年の日米安保条約の改定時、核兵器を搭載した米軍艦船の寄港や領海通過を日本政府が黙認することを密約した文書があったとあきらかにした。当時、日本に対する米国の核兵器の持ち込みは日米間で「事前協議」を経なければならなかったが、極東の「有事」に対処した寄港と領海通過は「事前協議」の対象ではないので黙認するとの密約があったというのである。 これにより、米国の日本への核兵器持ち込みを秘密裏に容認して東北アジア地域に核の脅威を醸成してきた日本の正体が完全にあらわになった。 ところが、日本の反動層は、それが「他国に衝撃を与えるとは思わない」だの、「日本の『非核』には変わりがない」だのとごまかした。日本は「非核3原則」に