捕獲された猿=大阪府茨木市役所、市提供 大阪府茨木市は28日、同市鮎川3丁目の民家の庭で猿1匹を捕獲したと発表した。付近の住宅地では昨年2月ごろから猿が出没し、「小学生が追いかけられた」「家庭菜園の野菜が食べられた」などの苦情が市に寄せられていたため、おりを設置していた。市は今後、捕獲した猿の引き取り先を探すという。 市農林課によると、捕獲した猿はメスで体長約60センチ。28日午前8時50分ごろ、庭に置いたイノシシ捕獲用のおり(高さ1メートル、幅1メートル、奥行き2メートル)に猿が入ったのを、ベニヤ板でつくった小屋で見張っていた同課の職員が確認し、おりの扉を下ろして閉じ込めた。 今年4月ごろから、捕獲場所近くの2カ所の民家の庭で、猿が飼い犬に近づいて背中に乗ったりなでたりする姿が連日のように見られるようになったため、5月17日から市がおりを設置。中にバナナや落花生を置き、猿がおりの中