「湘南」といえば、いったいどこからどこまでを指すのか――そんな議論が、またぞろ話題となっている。 きっかけとなったのは、地域系サイト「Jタウンネット」の記事だ。ツイッター、フェイスブックなどでは、地元出身者を中心に「ウチは湘南だ」「あそこは湘南じゃない」などとさまざまな声が出ている。そこから見えてきた、現代の「湘南」の範囲とは。 「相模湾沿い全部湘南!」に「広すぎ!」 「湘南ボーイ」という言葉も今や死語だが、古くは石原慎太郎氏の小説や映画「若大将」シリーズ、最近でもサザンオールスターズや湘南乃風の楽曲の舞台として、きらめく太陽、輝く海のイメージとともに、今なお「湘南」という地名はちょっとしたブランドだ。 にもかかわらず、湘南の範囲には定説がない。たとえば平凡社の『世界大百科事典』では、 「神奈川県中部、相模湾岸一帯の地域名」 としつつ、「範囲は一定していない」として断定を避けている。 とこ
![「湘南」は一体どこからどこまでか 平塚や大磯、湯河原はニセ湘南?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/af3eeb0c4f50ce43942b8c29296f29f0b90e1894/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.j-cast.com%2Fimages%2Forigin%2F2014%2Fnews218624_pho01.jpg)