■日本でも広く普及する「QRコード決済」 最近、町中の個人経営の商店でも「PayPay」や「LINE Pay」が使える旨の掲示をしたところが、急速に目立つようになった。いずれも店頭に掲示されたQRコードをスマートフォンで読み取り、支払い金額を店員に示して確認してもらい、事前にチャージしておいた金額から引き落とす方式が利用できる。いわゆる「QRコード決済」である。 無人駅を発車する長良川鉄道の列車。中小民鉄や第三セクター鉄道においても、QRコード決済の効用が注目され始めている 現在、国内最大の利用可能店舗数を誇るサービスは「PayPay」。約194万カ所で支払いに使える。会員数は約2,500万人。サービス開始は2018年10月であるから、わずか1年数カ月しか経っておらず、まさに急成長といえる。 中小の事業者にとって、QRコード決済を導入しやすい条件として、導入費用が無料、もしくはきわめて安い