数々の文学賞を受賞し、精力的に執筆を続ける、作家・伊集院静さん。 新作『星月夜』など小説表現での凄みを増していますが、 歯に衣着せぬ本音炸裂のエッセイでも幅広い読者から熱い支持を得ています。 そんな伊集院さんは仙台の自宅で東日本大震災に被災。 その経験を丸ごとぶつけ、「大人の男」が振る舞うべき姿を指南したのが、 電子書籍『男の流儀入門【震災編】』です。 なぜ、紙の書籍でベストセラーを連発する作家が、電子書籍という表現を選んだのでしょうか。 電子書籍という「小舟」は今、漕ぎだしたばかり。 黎明期にシリーズとしてリリースすることに意味がある 伊集院 静 いじゅういん・しずか●作家。1950年、山口県生まれ。立教大学文学部卒業。CMディレクターなどを経て、81年『皐月』でデビュー。91年『乳房』で吉川英治文学新人賞、92年『受け月』で直木賞、94年『機関車先生』で柴田錬三郎賞、02年『ごろごろ』