“難病Jリーガー”の挑戦は続く ~FC岐阜・杉山新という生き様~ 不治の病を抱えながらプレーを続けるJリーガーが、発病から10年にして初めてつづった自伝『絶望なんかで夢は死なない』(イースト・プレス刊)が話題だ。代表歴もないJ2チームの選手の言葉が、いま多くの人の心を動かしている。その制作秘話を担当編集者が語る。 2013年11月13日(水)13時15分配信 text by 中西庸 photo Matsunao Kokubo タグ: FC岐阜, 杉山新 あなたは、杉山新というサッカー選手をご存知だろうか。 「もちろん」とうなずいた方は、柏レイソル、ヴァンフォーレ甲府、大宮アルディージャ、横浜FC、そしてFC岐阜の、いずれかのサポーターのはずだ。逆に言えば、彼が所属したこれらのチーム以外のチームのサポーターには、その名前はあまり知られていないと思う。 無尽蔵のスタミナで右サイドを激しく上下動