「合宿取りやめ」が問題になった全日本テコンドー協会が1日、都内で選手やその所属関係者と協議会を行った。会は午前11時から午後3時までの予定だったが、協会側と選手側の意見が食い違って紛糾。出席者の一部が、途中退席する異例の事態となった。 シドニー五輪銅メダリストで協会の岡本依子副会長は、涙を浮かべて選手たちにわびた。「本来なら組織がバックアップしなければならないのに、本当に申し訳ない」。肩書は協会ナンバー2ながら、現体制への不満を隠さない。自身も含めた全理事の辞任を求める構えも示し、「事態が風化する前に、抜本的にやらないと。総会にもアクションをかけたい」。時間的に厳しいと認識しつつ第三者委員会設置にも言及。不退転の決意を口にした。