パトリスさんのお宅にお邪魔して、まず目を奪われるのが、たくさんの草木に囲まれたお庭。加えて公園からの借景で、まるで森の中にお家があるよう。お庭には広々としたデッキがしつらえてあり、この空間で過ごす時間は本当に心地よさそう。思わずウットリしてしまいます。 「朝はまず庭のデッキに出て、太陽に挨拶します。それからインスピレーションに任せてインディアンフルートを吹きますね。その日のフルートの音色で、自分のコンディションがわかるんですよ。」 パトリスさんは、毎朝フルートへの呼吸とその音色に意識を落とし、カラダと対話するそう。 ところで、パトリスさんのお話の中には「意識」というワードが頻繁に出てきます。「食べること」についてお話を伺ったときもそうでした。 「食べ物一つをとっても、きちんと意識を向けることで、そこからたくさんの情報を得ることができるんです。『これはどういう思いで作られているんだろ