本連載では、ビジネスと学術の狭間に注目した技術・人事採用に関するコラムを展開していきたいと思います。 第1回は人事採用の観点から、デジタルネイティブ時代におけるIT業界の構造と求職者・採用企業間のギャップについて取り上げたいと思います。近年の傾向として、新卒入社1年未満で方向性の不一致を理由とした転職活動を行う存在がいます。肌感覚として、若手中途採用の書類選考をする際の3分の1程度はこうした方々である印象です。入社前と入社後のギャップが大きいことはよくあることですし、転職を否定するつもりもないのですが、会社都合ではない1年未満の転職というのは職務履歴書のノイズと見えてしまうことは否めません。こうした入社前後のギャップはどの辺りにあるのでしょうか。 視点を新卒採用に移しましょう。学生と採用担当者を引き合わせる某イベントでは、20名中の半数に希望職種の混在がありました。「デザイナー」「コーダー
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