福岡市営地下鉄空港線・赤坂駅から程近く、交通至便で大きな交差点の一角では、経験豊富なベテラン弁護士の経営する法律事務所が、多くの相談者を出迎えている。 今回は、北古賀法律事務所の北古賀康博先生にお話を伺った。物腰柔らかな雰囲気からは想像しがたい、世の中の理不尽と強気に戦う一面も垣間見えるインタビューとなった。 「権力志向が強い」と指摘された若手時代 – 弁護士になろうと思われたきっかけについて教えていただけますか。 最初は検察官を目指していまして、そのために司法試験を受験しました。ですが、修習が進むにつれて、いろんな方々と接してお話を伺って、自分は組織内で働くことに向いていないのではないか、と感じるようになったわけです。 – それはどういった点からですか。 もし、あのまま検事になったら、偉そうな態度の検事になっていた可能性が高かったと思うからです。 – 北古賀先生の実際の印象からは、そう思