クラウドソリューション開発部の藤井です。 負荷試験ツール k6 の紹介記事の第2弾として、応用例を解説させていただきます。 k6 って何だろうという方は、ぜひこちらの記事をご参照ください。 k6 は公式サイトに「シンプルなテストでも、無いよりはまし」とあるように、最初から複雑な設定やコードがフルセットで必要ではなく、JavaScriptで提供されている小さな独立したモジュールを柔軟に組み合わせて使うことができるようになっています。 今回は試験対象として、Cookieを使ったログイン機能を持つ典型的なWebアプリケーションを想定し、少し複雑な以下の方法について、コードの例を交えて解説致します。 ・HARファイル利用による試験シナリオ定義の簡略化 ・一括実行とGroup別の実行結果の表示 ・VUSごとのログイン情報の事前定義 ・Cookieと動的データの利用(ログイン認証とクロスサイトスクリプ