10年前の2000年はどんな時代だったのか? 今のようにケータイは氾濫していなかったが、インターネットが普及し、国内においてもPC向け、PDA向けの電子書籍サービスが芽生え始めた時代だった。具体的には、「電子文庫パブリ」(角川書店、講談社、光文社、集英社、新潮社、中央公論新社、徳間書店、文藝春秋の出版大手8社)、「10DaysBook」(イーブックイニシアティブジャパン社)、「ザウルス文庫」(シャープ))などのプレイヤーが参入した。 これに同期し、出版社やエンドユーザから機能面での要求も高まった。 具体的には、 日本語特有の縦書き、禁則、ルビ、外字および、挿絵画像などの表現力強化 暗号や改ざん検出などデジタルコンテンツに必須となる著作権保護機能 音声や動画など新規コンテンツを創出するためのマルチメディア機能 である。また、このような機能が、PC、PDAでマルチプラットフォーム展開できる事が