「あまちゃん」効果、増収4割超 三陸鉄道 岩手県などが出資する第三セクター三陸鉄道(岩手県宮古市)は16日、盛岡市で取締役会を開き、2013年度の決算見通しを承認した。 岩手県久慈市を舞台としたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」効果による乗客増で、運輸収入は前年度比42.5%増の1億6996万円を見込む。経常損失は当初計画から約3700万円圧縮され9998万円となった。 ことし4月の南リアス線盛-吉浜(21.6キロ)間の運行再開や、久慈駅の団体観光客増が追い風となった。 現在、一部不通となっている南北リアス線の復旧工事は順調で、14年4月上旬の全線再開を目指す。再開後の1日の運行は北リアス線が11往復、南リアス線は9往復を予定している。