ああ、朝日新聞よ。お前もか。 新聞の一面トップというものは重い。 ネットニュース全盛のこの時代で、やはり重い。 今時、紙の新聞なんか見ねーよ、という人が大多数でも、 国会、霞が関、永田町周辺では未だに重い。 一面に何を置くか。 どんな見出しを打つか。 それで、その新聞社が何を重大ニュースと判断したのかが見えるからだ。 昭和生まれの私は、新聞を見るとき、記事そのものより先に、まず配置を見てしまう。 一面の右肩は? 横見出しか。 写真は? 見出しは断定か、留保付きか。 誰の発言か。 一面トップの大見出しは、単なる記事タイトルではない。 新聞社が「今日はこれだ」と読者に差し出す、いわばメインデッシュである。 それがこの日は首相の「指示」であった。 そこにあったのは実現した政策成果ではない。 何かが決まったわけでもない。 制度が動き出したわけでもない。 数字が出たわけでもない。 首相が言った。 そ

