理想科学工業は9月20日、34年の歴史を持つ「プリントゴッコ」事業を終了すると発表した。終了の期日は2012年(平成24年)12月28日としている。 「プリントゴッコ」は家庭で手軽に年賀状や布への印刷ができるツールとして、1977年(昭和52年)に誕生。特に年賀状作成ツールとしての人気は高く、1987年(昭和62年)には年間販売台数が72万台を突破、1993年(平成5年)には年間売上金額153億円、1996年(平成8年)には累計販売台数1,000万台を超えるなど、同社の大ヒット商品となった。 しかし、モデルチェンジや進化を続けながらも、パソコンと家庭用のプリンター普及の波には勝てず、徐々に「プリントゴッコ」は売上げがダウン。2008年(平成20年)6月には「プリントゴッコ」本体の販売を終了し、以降はランプ・インク・マスターなどの関連消耗品の販売、サポートなどを続けていた。 事業終了を決めた