この 4 軸は、ハーネスエンジニアリングを考えるときの基本的なフレームワークになります。 制御なき AI コーディングの課題 ハーネスなしで AI に自由にコーディングさせると、以下の問題が構造的に発生します。 一貫性の欠如: ファイルごとに実装パターンがずれる、命名規約に揺れが出るアーキテクチャの崩壊: 境界を越えた import が紛れ込む、レイヤー設計が壊れる技術的負債のサイロ化: エントロピーが増大し、各セッションが独立した負債を生産する これらは AI の能力不足ではなく、制約の不在が引き起こす構造的問題です。人間の開発者でも、レビューやルールがなければ同様のことが起きます。AI の場合、速度が速いぶん、問題の蓄積も速くなるだけです。 プロンプトの限界とハーネスの複利効果 「AI に良いコードを書かせたいなら、良いプロンプトを書けばいい」──これは直感的には正しく聞こえます。しか

