会社が認めれば1か月程度の期間であれば好きな場所で働ける、ITベンチャーspice life(スパイスライフ)社の「リモートライフ制度」。対象は全社員で、費用は10万円まで会社負担だ。制度発表の際には、ネット上で羨ましがる声が多数見られた。 この制度を利用して、さっそく自己負担なしで花粉の飛ばない南の島でリモート勤務をした社員がいるという。制度の運用状況と効果について、吉川保男社長と開発部部長の五十嵐邦明さんに話を聞いてみた。 花粉回避で「生産性が東京勤務の2倍以上に」 ITエンジニアである五十嵐さんは、例年花粉症が重い。特にスギ花粉が辛く、2、3月は「集中状態に入れないんです」と明かす。パフォーマンスが落ちてしまうのを見越して、花粉症のない時期に仕事量をカバーしなければならなかった。 花粉のせいでパフォーマンスが落ちるなら、花粉のないところで仕事をすればいいじゃない――。というわけで、五